はやにえ日記

オタクとなんてことない話

行け!クソオタク大実験




ローションガーゼなるものをご存知だろうか。ローションをたっぷりと含ませたガーゼ(或いはストッキングなどの柔らかい素材)で亀頭をしゅるしゅると擦るプレイの一種である。




昨今あちこちで見かけるようになったそのプレイを、文字をつつくオタクとして書こうとしたはいいものの、どうにも音のイメージが湧ききらなかった。かといって適当に書くのも己の信念に反する。

オタクには政治がわからぬ。オタクは、一介の腐女子である。文字を書き、自カプを吸って暮して来た。けれども自カプのすけべには、人一倍に敏感であった。




ということはだ。





やるしかないのである。








ということで仕事帰りにぺぺローションとガーゼを調達











やった。

今回は一人で実験したため写真はこれ以降存在しない。また擦り付ける先として、己の足とローションのボトルを使用した。





1.ローションをガーゼに染み込ませる


正直ここが一番すけべな音がした。というのもローションにある程度粘性があるため、そう簡単に染み込まないのである。そうすると手でもみこむ必要があるのだが、その際に空気とローションが混じってよくあるすけべな音がするのだ。湿っぽい音にローションに混じった気泡の弾ける小さな破裂音。なるほどな~~~~という気持ちでオタクはガーゼとローションをねりねりした。そのためここを描写しつつ期待と興奮と恐怖に揺れる姿が書かれてると最高だな……と思った次第である。


余談だがこのローションガーゼ、柔らかくてヌルヌルしてて面白いので人によっては一生触れるやつだと思う。書いた人はなんだかんだ30分くらい捏ねていた。





2.擦る


割と地味。このネタが出た当初もパッと見地味だけど刺激が激ヤバ!みたいな意見を見た記憶があるが、本当に地味だった。激しく擦る訳ではないので、ほんのちょっと音がするくらいなのである。よくあるずろろろろ♡♡♡♡♡♡みたいな音はどちらかといえばファンタジーだったらしい。でも本当に細やかながら音はするので、ずろ~♡くらいのノリでちらっとあるといいなと思った。あとローションが本当に冷たくて足も手も凍りそうになったので、各位自カプにやって頂く際には部屋やローションを温める描写をちゃんと入れてあげると心穏やかに読める。


加えてローションガーゼがまぁ絶妙に持ちにくいため、手からすっぽ抜けた部分が任意のところにびた!てなるのもアリだな……と感じた。






3.フィニッシュ


ローションガーゼにおいて締めといえばやはり潮吹が多数を占めているといっても過言ではない。実験して分かったことは、ガーゼが重なっている場合、射精しても見えない可能性があるということだった。実験中、やりやすいように三重ほどに折った状態と、完全に広げた状態を比べてみたのだが、前者はガーゼの重なりと空気で濁ったローションによって向こう側がほぼ見えないのである。付け加えて擦り続けているため、通常の射精は擦る側からしたら見てみぬふりが出来るな、と思った。対して広げきった場合では概ねの状態が透けて見えるため、鈴口から出る時点で視認か可能であろうという結果になった。


そうなると、視認性と派手さを考えてもローションガーゼの締めは潮吹が最高だな、という結論に至った。ガーゼを動かす水圧、上記よによってはガーゼを超えてくる可能性すらある。良い。








以上がオタクの簡易的ローションガーゼ実験報告でした。やって感じたのは本当に使用する生地に左右されるなということだったため、機会があればストッキング等別素材も行いたいと思った。もしこれで試してくれ、というのがあればマシュマロにお願いします。いつかやるかもしれない。







以上、おつきあいいただきありがとうございました。



全部君のせいにさせろ

掃除機が壊れた。

一連の出来事があまりにもかなしくて、虚無に満ちていたので勢いのまま小説にしました。




もうやだよ〜







 窓枠を雨粒を叩く音に、ボリュームを絞ったテレビから聞こえるバラエティの賑やかな声。

 週の初めの夜は代わり映えしない穏やかさを抱えていた。パスタの乗っていた皿が、テーブルの上で刻々と乾いていく。これから何をしよう。走りかけのソーシャルゲームを片付けようか、それとも抱えた創作意欲をどこかにぶつけようか。そんな緩やかな思考は、突然断ち切られた。

 カカン、と聞こえたそれは、部屋に満ちたどの音よりも鮮明で。思わず音のした方を振り向けば、エアコンの隙間から水が滴り落ちていた。はたからみてもそれなりの量のそれは、部屋の片隅に置きっぱなしにしていた限定デザインの缶に意気揚々と叩きつけられている。

 あっやべ!と前頭葉から直接言葉が口をついて出た。反射で足元に投げられていたフェイスタオルを片手に掴む。押し付けたそれが溢れる水分を次々に吸い上げていく。

 少しずつ重くなるそれを押し当てながら、さてどうした物かと思考を働かせた。その昔にフルスロットルで換気扇を動かした結果水があふれでた過去が脳裏を過ぎる。

 晩御飯を作ったあと、換気扇を切った記憶はない。原因それかよ。はぁ、とため息をひとつ着いてから、上げていた右手を下ろした。

 タオルを外されたそこからは瞬く間に水が零れて、再び歪なリズムが缶を鳴らす。散乱した床、まばらに覗くフローリングを渡り歩いて、キッチンの換気扇の電源を落とす。

 これでどうにかなるだろう、と内心一息ついて、己の定位置へと戻った。

 缶の中では淡々と水たまりが広がっている。放っておけばそのうち収まるだろう、とテレビの音量を上げた。

 けれど。十分が経って、二十分が過ぎて。水音は途切れることを知らなかった。水溜まりはいつの間にか浅瀬へと変わっている。

……これはもしかしなくても換気扇のせいじゃないな?

タオルは既に洗濯カゴへと投げてしまった。ティッシュを二、三枚引っ掴んで、音の発生源へと押し当てた。

 そのままスマートフォンを操作する。助けてgoogle先生、検索欄には『エアコン 水漏れ』の単語が並んだ。

 ヒットしたサイトをみれば、どうやらホースに問題がある場合が大多数で、まれにフィルターが原因にもなりうると書かれていた。

 なるほど。どちらも大いに心当たりがある。新しくないエアコンの型から考えるに、ホースにガタが来ていてもおかしくない。それとも、本格的に稼働させ始めたくせにフィルターを掃除していないことの腹いせだろうか。隙間に貼り付けたティッシュがどんどんと水分を滲ませていくのを後目に、エアコンのカバーを外した。途端にばぢん、とまたしても歪な音。これ以上何があるんですか?と恐る恐る視線を動かせば、カバーをこれまで支え続けていた左上の爪が割れていた。

 もう許してくれよォ〜!と叫びそうになる喉元をぐっと堪えてフィルタを見た。僅かに埃のはったそこはどこからどうみても原因にはなり得ない程度の汚れで。

 爪という箍の外れたカバーは、支えの半分を失ったことで不安定に揺れた。横から覗いてみれば、どうみても左側だけズレている。もう知らん。

 フィルター原因説は外れだった。かくなる上はホースをどうにかするしかない。どうやら専用の器具がAmazonで手に入るらしい。それっぽいやつを買い物かごへと突っ込んで、画面をタップする。明日中に届きます、の文字を見ながら安くない勉強代だなぁとため息をついた。

 吐き出される水分を利用して隙間にティッシュを貼り付けては、重たくなったそれが缶の中へと落ちる、を繰り返して。未だ水量は減らない。五つ目のそれが缶の中へと落ちた時だった。


 お 前 も う マ ジ で 今 ど う に か し た る か ら な !


 先刻見たサイトには、掃除機での対処方法も書いてあった。今取れる最善の策はどう考えてもこれしかなかった。

 乱雑に積まれた物の山、届いてから開けることさえしなかったマスクのうちの一枚を引っ掴んでテーブルの上へと放り投げる。ペンケースから取り出したのは長年連れ添ったはさみ。

 じょき、じょきと端を切り上げる。それを二度繰り返して、使う分と予備とのガーゼが出来上がる。

 輪ゴムはその辺に転がっていた。部屋きったねぇなぁ、と自嘲しながら掃除機を持ち出す。ヘッドを外して、引きずり出したコンセントをタコ足につなげて、ガタガタとベランダに出た。

 虫の侵入対策にコードの分まで窓を閉めて、室外機の隣へと掃除機を並べた。

 目的のホースはすぐ見つかった。壁の際、側溝の行き当たりにだらりと伸びたそれを掴む。上半身を室外機と壁の間に入れ込むようにしたせいか、右肩が酷く張った。ガーゼで先端をおおって、輪ゴムでそれっぽく巻き付ける。どうにか出来上がったそれに、いよいよ掃除機を繋げた。

 頭に打ち付ける雨がどうしようもなく虚無感を加速させる。ベランダからぶおお、と掃除機の音が路地に降り注ぐ。数秒で止めて、そっと接続を外した。

 途端にドレンホースの先から水が溢れた。これは勝ち申しましたわ。張った肩をぐるりと回す。心の中でガッツポーズを決めながら、掃除機を抱えて部屋へと戻った。けれど音はまだ止んでいない。

 は?そんなことあるか?

 もはや反射でベランダへと踵を返した。

 リベンジ戦である。再び掃除機をベランダに引きずり出して、ホースの先をもう一度ガーゼで覆った。今度こそ討ち取ってやるからな!もはや意地に近かった。一度でダメなら二度三度。数秒電源を入れては切るを重ねた。

 ガーゼはぐっしょりと濡れている。もういいやろ、いやでも。石橋をまだまだ叩こうとする己を押さえつけて、そのままベランダを後にしようとして。よいしょ、と持ち上げた掃除機が水を吐いたのはその時だった。やっべやっべ!慌てて水平に抱え直して、慎重に室内へと戻る。

 そっと部屋の中に今回の頑張りました大賞受賞者の掃除機を置いた。多分中もびしょびしょなんだろなぁ、と蓋を開ければ案の定未だに現役の紙パックが湿りきっていた。そのままゴミ袋に紙パックを移して、キッチンペーパーで中を拭きあげる。新しく押し当てたペーパーがじわりと濡れていった。

 こんなものだろうか。電源を押してペーパーを回収すれば、湿って小さな塊になっている。

 片付けなきゃな、なんて思って。

 ばるるるるん、ばるるるるん!と電源の切れた掃除機から、明らかにやばいラップ音が響いた。血の気が過去一のスピードで引く。

 やっっっっっっべ!!!!!!!!!!!タコ足から急いでコードを引き抜いた。途端に止んだ音に、けれど安堵は一切出来なかった。

 もうこの掃除機はダメだ。そう感じると同時に、さっきの音がまるで死期前呼吸のようだったとすら思えて。

 二年半の付き合いだったなぁ、なんて考えながら掃除機を持ち上げる。水平に、水平に、と意識はあった。部屋の定位置にとりあえず、と足を踏み出そうとした瞬間。右足が盛大に濡れる感覚。びちゃり、ともう聞きたくなかった音がする。

 足元をみれば敷きっぱなしの冬用のラグがまるでお風呂上がりのよう。もうなにもかも嫌になって、今度こそ掃除機を抱えたまま天を仰いだ。



 何食わぬ顔をして壁に居座るそれと対照的に、動かなくなった掃除機は45Lのゴミ袋を棺に部屋の隅に安置されている。

 戦い抜いた一時間半、既に体力のゲージは底を尽きかけている。虚無感に包まれたまま、ベッドの上で転がっていた。

 掃除機、捨てて買い換えないとなぁ。既に姿を消した給付金には頼れない。記憶の中の口座残高が、頑張れよと肩を叩いた。

 そもそも引っ越してから粗大ゴミなんか出したことない。出ずっぱりで働くスマートフォンが、今度は画面に区の処分方法を映し出していた。Amazonでせっかく頼んだのも多分無駄になるだろう。もう何もかもめちゃくちゃだった。

 水はもう、とっくに止んでいる。


 そもそも全部お前が悪いんだよなぁ。全ての元凶を睨めども生命を持たないそいつはうんともすんとも言わない。

 全部君が悪いのに。君がいないと、きっとこの夏は越えられない。




エアコンへ

来世まで働いてもらうからな

浦辺より




もじをかくときこんな風


はてブになんかかこうシリーズ

前回の担当イベントの話を書いてからなんと1ヶ月以上過ぎたらしいですよ。ヒエー

ということでフォロワーさんに小説書く時の流れ教えて〜と案を頂いたので今回は文字を書く時の話。


私がいわゆる二次創作をちゃんと書くようになって、だいたい2年。

飽き性ゆえに三日坊主と有言不実行という不名誉な名を欲しいままにしてきた私にしたら、だいぶ続いてきた方だと思う。まぁ最近はずっと筆を置きっぱなしではあるけれど。

なので過去の記憶を掘り起こしながら、自分用のメモといつか文字を書いてみたい人のハードルを少しでも下げる手助けになれば……と思いつつ書いていきます。イェイ。



○書く時の流れ

 話を書く時の流れとしては大体2パターンあってそれを状況にあわせて使い分けてる。


これをこうしてこうする話があると興奮するな……を永遠に妄想する

その妄想の中でも特に長く考えられたやつの設定とストーリーをまためっちゃ考える

プロットにしてみる

書く


これのこういう話が読みてぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!となる

書く


大体同人誌にするような(当社比)長めな話が①で、名刺SSにしてるようなやつが②で書いてるけど、たま〜に同人誌でも②でやることがある。し、原稿も修羅場を極めると脳から直接打ち出す形になるので②寄りになったりする。

めちゃくちゃだね。


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(これは実際に頭から②でやった時の原稿)


①で書く時はプロットを立てるのと同時にいくつか頭に既に浮かんでる場面だったりとか、何かを犠牲にしてでも入れたいシーンを細切れで書いておくようにしてて、これがあると原稿に行き詰まった時とかに使えて便利。難点は本格的に書く前のアイデアなので矛盾がやばいことくらい。

②で書く時は自カプの真冬のコタツイチャイチャスケベゾーン突入!!!!!!!!!みたいな幻覚がはっきりしててややこしくしたくない時に便利。


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(以前出した同人誌の細切れシーン 場面ごとに一行空けてわわーって書く)



まぁ立てたプロットは半分くらい役に立たないんですけどね。

https://twitter.com/mozu_be/status/1201481892895186944?s=21





○原稿に必要なもの(というか使ってるもの)

スマホ

Bluetooth接続のキーボード

・ノート

・好きなペンいっぱい


つい先日までインターネット環境の存在しない部屋に住んでいたため、今の今まで原稿や文字書き作業は全てノートに手書きかスマホでの作業が中心。

ノートに立てたプロットとか細切れ文を見ながら実際にスマホとキーボードで原稿を書き進めていく、というのが大体のやり方。

 ノートに書くと何がいいかと言うと、文量が少なくてもいっぱいかけてる!という気持ちになること。書くにあたってはモチベーションの維持がでかめのウェイトを占めてくる中で、手で捲って実感出来る、というのは結構いい刺激になる(と思ってる)

あとシンプルに画面に表示されるのとは違って好きな色とか質感のペンを使えるので。

モチベ維持の為だけに黒い紙にキラキラペンで書いてたこともあったり。




こと原稿に関してはマジで完成させた人間が勝ちなのでありとあらゆる手段を用いてモチベ維持しながら完成ゴールインに向けて舵を切る必要があるので……

合言葉は『折れば本、出ればよし、机に並べば俺の勝ち』です



スマホ原稿の仲間たち

 原稿するにあたって環境というかソフトって結構重要。そりゃそうだ。スマホで作業する場合はソフトではなくアプリケーションがメインになるので、普段愛用しているやつをピックアップしておきます。


1.縦式

言わずと知れた有名アプリ。私は原稿用紙風の画面があまり得意では無いので書き上がった原稿をPDFにするためだけに使ってる。

iOS

 https://apps.apple.com/jp/app/%E7%B8%A6%E5%BC%8F-%E7%B8%A6%E6%9B%B8%E3%81%8D%E5%85%A5%E5%8A%9B/id1415281201



2.TATEditor

縦書きで書けるアプリ。章ごとに分けられたりと何かと便利。本文書く時は大抵これに書いてる。

めちゃくちゃに書いてもそんなに重くならない(気がする)

iOS 

https://apps.apple.com/jp/app/tateditor-%E7%B8%A6%E6%9B%B8%E3%81%8D%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BF/id1477764116

Android

https://play.google.com/store/apps/details?id=net.cc4966.tateditor&hl=ja




3.documents

その名の通りドキュメントアプリ。原稿も入稿も何から何まで全部スマホでやってて管理なぁ〜ってなった時にここに行き着いた。

入稿や素材の入手に必須なzipの圧縮解凍、PDFの結合や単品でのページ削除に追加、各クラウドとの共有などなどこれひとつでできる。めちゃくちゃ便利。

iOS

 https://apps.apple.com/jp/app/documents-by-readdle/id364901807


○原稿中によく口に入れるもの

エネルギーこそパワー!水分!糖分!全部大事!私は原稿中はお菓子とかをボリボリ食べるタイプじゃないので大体以下のものをがぶ飲みしてる。おいしい。


・カフェオレ

オレにしろラテにしろ甘い方が好きなので砂糖をゴリゴリに入れて飲みます。Amazonでお湯で溶かすやつの120本入を買いました。相棒です。あとカルディの牛乳で割るカフェオレベースがマジでホンマにめっちゃうまい。みんなのんで。


ジャスミン

糖分とカフェインが気になってきた時はこっちを飲んでる。おいしい。場合によってはほうじ茶になる時もあります。とにかくお茶の時はノーカフェインがマイ原則。


・牛乳

だいすき。ラテもオレも大好きな割にカフェイン耐性が微妙なので1日に2杯までしか飲めないので、それ以上飲みたい時は牛乳で我慢してる。おいしい。



○BGM

聞く派。特に文字書きは人によって聞く人聞かない人が大きく分かれる気がする。

テーマソングみたいなのがあればそれを、なければその時聞きたい曲をチョイスして満足するまでずーっと聞いたりまれにプレイリスト作ったりして無限に聞いてる。けど、概ねすけべな話を書く時はバラードだったり、業の深い重い話や穏やかな話はぶち上がる系の曲だったりと話の雰囲気とは真逆の物を聞いてることが多い気がする。なんでやろ。

とにかくここも聞いてやる気が削がれるようなら聞かないようにしたりとあくまでモチベ最優先でやってる。やばい時なんかはフォロワーさんに通話してもらったりも。人の目があるのって意外と重要……




以上ざっくりまとめでした。雑だね〜。

ここまで纏めて改めて思うのは話を書くのってやっぱ楽しいな〜ってことです。なんか思いついたりしたのがあれば後々追記します。ガガン。

次のイベントもあるはず……なので……私もこれからまた原稿をします。

全ての原稿戦士がみんな気持ちよく脱稿できますように!もちろんわたしも!



ゆめのようなイベントのはなし


1月27日、その日はなんてことのない火曜日。仕事を終えて着替えながらツイッターを開いたらそこはお祭り騒ぎだった。

成宮由愛、実に6年9ヶ月ぶりの上位の報せである。


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えらいこっちゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




モバを始めて早7年以上、けれど一度たりとも上位を走ったことのない新人Pは真っ先にGoogle先生を頼った。

前回の上位、ライブツアーカーニバルスペインは当時学生かつクソスペックスマホが相棒だった私には縁のない話だったためだ。

『ドリフ 走り方』と検索欄に打ち込んでははてブなんかをかたっぱしから漁って頭を抱えた。

一様にならぶ厳しい言葉、ドリフはライブイベとチムイベを地獄で一緒に煮込んだようなシステムだった(sideM)


どうにもこうにも、ひとまず戦力を整えねば話にならない。

この時点までのメインデッキがCuCoデッキのため、2526コスの子をフリトレでお迎えする。水着中野ちゃんと25コスのゆかりさん、清良さんをお迎えしてなんとかフロントが23コス以上になるようになった。


アイテムを数えれば、お世辞にもよく遊んだとはいえなくとも7年分のアイテムがそこにはあった。


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これだけあれば、いくら課金すればたりるんだろうか。

いくらまでなら使えるのだろうか。

頭の中を少なくはない数字と諭吉が駆け巡る。


ここまでお金にこだわっていたからにはある理由があった。

sideMの担当、卯月巻緒ガチャの可能性である。


卯月巻緒という男はここしばらくの間、大体5ヶ月でガチャだったり上位でSRとして登場していた。その周期が2月前後だったためバレンタイン上位もありうる……と同じ巻緒Pと話したりもしていた。しかし数日前のニコ生でフライングバレしたメンバーの中にいなかったため、余裕をぶっこいていたら翌日の14時に発表されたイベントメンバーの中にいたのである。

ははーんなるほどね。ランボかな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

昼休憩の最中、画面を見ながら周期通りの事実と背後に迫る予感を必死に見なかったことにしていた。


そんなこともあってイベントどっかぶりが発覚した時点でだいぶパニックだった。こんなどっかぶりがあるんかーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!と声高々に叫んだような気さえする。

なにしろ



ドリフ→お金かかる

ガチャ→いっぱいお金かかる



である。貧民Pは常にお金がない。なぜなら働いてもお金がないからである(哲学)

さらにこの時点で7thの大阪公演を控えていたため、そこでも多額の出費が予想されていたためもうこの時点で浦辺の家計はご丁寧に炭火焼されたようなものだった。


祈れども財布の中身も口座の額面も増えたりはしない。

オタクにできるのは極力出費を抑えるために家にある食料とにらめっこしながら、今後の食生活をどうするか考えることだけだった。





1月31日、イベント開始当日。その日は珍しく平日休みだった。翌日が年に一度あるかないかの土曜出勤で、その代休がなんとぴったりそこに当てはまっていたのだ。

午前中に家のことを片付けたりとか、試聴を聞いて踊りそうになる身体と理性がマックで火花を散らしたりしているうちに運命の15時を迎えた。




開戦である。長い戦いの始まりを知らせる法螺貝の音が、インターネットの海に響いた。




ひたすらスマホをタップし続けて営業を回しライブを叩く。モバデレには自動営業は存在しない為早くも普段いる隣の事務所の芝が青く見えてきている。

ドリンクのためにガチャを回すも振るわなかった。





瞬間最高風速は多分この時だった。sideMのイベント開始時刻である17時になるまで淡々とライブを叩いていく。

イベント開始直後特有の謎の高揚感がえらく気持ちよかった。




17時






無慈悲。類先生がガチャRだった時に全てを察したのは言うまでもなかった。

ガチャ開始のスクショが見当たらなかったあたりどうしようもなく動揺しているのが伺える。

近年稀に見るレベルでシュッとした担当に動悸が止まらないままガチャをぶん回した。

出なかった。


ガチャは後でも追えるわ!とそれ以降はドリフをまたぽちぽちし出した。

叩いてもたたいても順位が上がらないね、由愛Pきっと3億人くらいいるんだなぁ、という気持ちだった。


ひとしきりやったところで歯医者の予定が入っていたためとりあえず歯削ってもらお……と向かったらなんと予約が午前中だったことが発覚したりした。

ついでに買い物に出かけてトイレットペーパーを店に置いてきたりとわりと踏んだり蹴ったりだな……という状態だった。かなしい。


ドリフは初日の時点で200位以内を諦め1000位以内に方針を切り替えた。

そこからは割と落ち着いてぽちぽちすることが多かった。




心の余裕、大事。




3日目に特攻幸子をトレードで迎えてデッキに加える。

1500万ならフルパン+2で、3000万ならフルパン3回あるかないかで潰せるようになっていたので、人が少ない時間を狙って一人でライブを起こしては潰す方向でポイントを稼ぎ、フィーバータイムでは敢えてMVPは狙わずスタ走りっぽい戦法でアイテムを抑える方法でやっていた。

フィーバータイムを捨てた理由はシンプルに回線が弱いからである。スマホで、しかも4G回線のためライブがシャボン玉のように消えるあの時間帯はアイテム消費とポイント効率がべらぼうに悪かったのだ。

ごめんね、私はあなたについていけるほどの力はないの。

フィーバータイムに別れを告げるのは、ちょっとだけ寂しかった。


そこからは朝起きて、仕事の昼休憩で、帰宅して、お風呂の前に、といけるタイミングでぽちぽちする日々だった。

正直すでにあまり記憶にない。


アイテムの方針としては1日に消費していいドリンクの数を200に決めて、あとは最終日にとっておくようにした。


500−700位をウロウロしていたが、概ねめちゃくちゃな変動なく進められたと思う。

働いて怒られたり、フォロワーとご飯に行ったりしているうちにもイベントはどんどん進む。




迎えた2月7日、一足先にモバエムのイベントが終了した。イベント終わりの方がガチャは出ると言う迷信を信じて使える残高を賭けた。

ケーキは用意できなかったので代わりにシュークリームを用意した。







はい。

そういうこともあるね。



スタ走りのようななにかをしつつライブをぽこぽこ潰す作業に戻った。

終戦は金曜夜から土曜日であったからか、走っている人もかなり多かったらしく、ライブの消える速度も比例して上がっていたように思う。


多分もう1000位ボーダーからは落とされないだろうと言う気持ちと油断したら死ぬの感情が殴り合う中、アイテム使い切るまではやろうとボコボコ叩いた。


残りのアイテム全部使えー!とぼこぼこする中、イベント終了10分前、ついに全てのアイテムが底を尽きた


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もう思い残すことはない、と画面を更新しまくってラウンドの終了を見守った。




23時、終演である。

長かった由愛Pの戦いが幕をおろした。

最後のメダルで帰ってきたドリンク1本だけが返ってくる。完全燃焼だった。

由愛ちゃん……と少しさみしい気持ちとようやく終わった解放感がめちゃくちゃに身体に沁みた。


翌日12時、運命の結果発表。





そんなこんなでしがない由愛Pのドリフは完全に幕を下ろした。

ほんものだ。ほんものの由愛ちゃんが手元にいる。

オタクは涙を流して喜んだ。


こうして6年9ヶ月ぶりの成宮由愛ちゃん上位は幕を閉じた。

タイムラインを見れば由愛Pが手元にやってきたかわいい雪の妖精を愛でまくっている。



成宮由愛ちゃんって、いいなぁ!





ドリフを走った全由愛P、お疲れ様でした






余談








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