はやにえ日記

オタクとなんてことない話

ゆめのようなイベントのはなし


1月27日、その日はなんてことのない火曜日。仕事を終えて着替えながらツイッターを開いたらそこはお祭り騒ぎだった。

成宮由愛、実に6年9ヶ月ぶりの上位の報せである。


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えらいこっちゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




モバを始めて早7年以上、けれど一度たりとも上位を走ったことのない新人Pは真っ先にGoogle先生を頼った。

前回の上位、ライブツアーカーニバルスペインは当時学生かつクソスペックスマホが相棒だった私には縁のない話だったためだ。

『ドリフ 走り方』と検索欄に打ち込んでははてブなんかをかたっぱしから漁って頭を抱えた。

一様にならぶ厳しい言葉、ドリフはライブイベとチムイベを地獄で一緒に煮込んだようなシステムだった(sideM)


どうにもこうにも、ひとまず戦力を整えねば話にならない。

この時点までのメインデッキがCuCoデッキのため、2526コスの子をフリトレでお迎えする。水着中野ちゃんと25コスのゆかりさん、清良さんをお迎えしてなんとかフロントが23コス以上になるようになった。


アイテムを数えれば、お世辞にもよく遊んだとはいえなくとも7年分のアイテムがそこにはあった。


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これだけあれば、いくら課金すればたりるんだろうか。

いくらまでなら使えるのだろうか。

頭の中を少なくはない数字と諭吉が駆け巡る。


ここまでお金にこだわっていたからにはある理由があった。

sideMの担当、卯月巻緒ガチャの可能性である。


卯月巻緒という男はここしばらくの間、大体5ヶ月でガチャだったり上位でSRとして登場していた。その周期が2月前後だったためバレンタイン上位もありうる……と同じ巻緒Pと話したりもしていた。しかし数日前のニコ生でフライングバレしたメンバーの中にいなかったため、余裕をぶっこいていたら翌日の14時に発表されたイベントメンバーの中にいたのである。

ははーんなるほどね。ランボかな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

昼休憩の最中、画面を見ながら周期通りの事実と背後に迫る予感を必死に見なかったことにしていた。


そんなこともあってイベントどっかぶりが発覚した時点でだいぶパニックだった。こんなどっかぶりがあるんかーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!と声高々に叫んだような気さえする。

なにしろ



ドリフ→お金かかる

ガチャ→いっぱいお金かかる



である。貧民Pは常にお金がない。なぜなら働いてもお金がないからである(哲学)

さらにこの時点で7thの大阪公演を控えていたため、そこでも多額の出費が予想されていたためもうこの時点で浦辺の家計はご丁寧に炭火焼されたようなものだった。


祈れども財布の中身も口座の額面も増えたりはしない。

オタクにできるのは極力出費を抑えるために家にある食料とにらめっこしながら、今後の食生活をどうするか考えることだけだった。





1月31日、イベント開始当日。その日は珍しく平日休みだった。翌日が年に一度あるかないかの土曜出勤で、その代休がなんとぴったりそこに当てはまっていたのだ。

午前中に家のことを片付けたりとか、試聴を聞いて踊りそうになる身体と理性がマックで火花を散らしたりしているうちに運命の15時を迎えた。




開戦である。長い戦いの始まりを知らせる法螺貝の音が、インターネットの海に響いた。




ひたすらスマホをタップし続けて営業を回しライブを叩く。モバデレには自動営業は存在しない為早くも普段いる隣の事務所の芝が青く見えてきている。

ドリンクのためにガチャを回すも振るわなかった。





瞬間最高風速は多分この時だった。sideMのイベント開始時刻である17時になるまで淡々とライブを叩いていく。

イベント開始直後特有の謎の高揚感がえらく気持ちよかった。




17時






無慈悲。類先生がガチャRだった時に全てを察したのは言うまでもなかった。

ガチャ開始のスクショが見当たらなかったあたりどうしようもなく動揺しているのが伺える。

近年稀に見るレベルでシュッとした担当に動悸が止まらないままガチャをぶん回した。

出なかった。


ガチャは後でも追えるわ!とそれ以降はドリフをまたぽちぽちし出した。

叩いてもたたいても順位が上がらないね、由愛Pきっと3億人くらいいるんだなぁ、という気持ちだった。


ひとしきりやったところで歯医者の予定が入っていたためとりあえず歯削ってもらお……と向かったらなんと予約が午前中だったことが発覚したりした。

ついでに買い物に出かけてトイレットペーパーを店に置いてきたりとわりと踏んだり蹴ったりだな……という状態だった。かなしい。


ドリフは初日の時点で200位以内を諦め1000位以内に方針を切り替えた。

そこからは割と落ち着いてぽちぽちすることが多かった。




心の余裕、大事。




3日目に特攻幸子をトレードで迎えてデッキに加える。

1500万ならフルパン+2で、3000万ならフルパン3回あるかないかで潰せるようになっていたので、人が少ない時間を狙って一人でライブを起こしては潰す方向でポイントを稼ぎ、フィーバータイムでは敢えてMVPは狙わずスタ走りっぽい戦法でアイテムを抑える方法でやっていた。

フィーバータイムを捨てた理由はシンプルに回線が弱いからである。スマホで、しかも4G回線のためライブがシャボン玉のように消えるあの時間帯はアイテム消費とポイント効率がべらぼうに悪かったのだ。

ごめんね、私はあなたについていけるほどの力はないの。

フィーバータイムに別れを告げるのは、ちょっとだけ寂しかった。


そこからは朝起きて、仕事の昼休憩で、帰宅して、お風呂の前に、といけるタイミングでぽちぽちする日々だった。

正直すでにあまり記憶にない。


アイテムの方針としては1日に消費していいドリンクの数を200に決めて、あとは最終日にとっておくようにした。


500−700位をウロウロしていたが、概ねめちゃくちゃな変動なく進められたと思う。

働いて怒られたり、フォロワーとご飯に行ったりしているうちにもイベントはどんどん進む。




迎えた2月7日、一足先にモバエムのイベントが終了した。イベント終わりの方がガチャは出ると言う迷信を信じて使える残高を賭けた。

ケーキは用意できなかったので代わりにシュークリームを用意した。







はい。

そういうこともあるね。



スタ走りのようななにかをしつつライブをぽこぽこ潰す作業に戻った。

終戦は金曜夜から土曜日であったからか、走っている人もかなり多かったらしく、ライブの消える速度も比例して上がっていたように思う。


多分もう1000位ボーダーからは落とされないだろうと言う気持ちと油断したら死ぬの感情が殴り合う中、アイテム使い切るまではやろうとボコボコ叩いた。


残りのアイテム全部使えー!とぼこぼこする中、イベント終了10分前、ついに全てのアイテムが底を尽きた


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もう思い残すことはない、と画面を更新しまくってラウンドの終了を見守った。




23時、終演である。

長かった由愛Pの戦いが幕をおろした。

最後のメダルで帰ってきたドリンク1本だけが返ってくる。完全燃焼だった。

由愛ちゃん……と少しさみしい気持ちとようやく終わった解放感がめちゃくちゃに身体に沁みた。


翌日12時、運命の結果発表。





そんなこんなでしがない由愛Pのドリフは完全に幕を下ろした。

ほんものだ。ほんものの由愛ちゃんが手元にいる。

オタクは涙を流して喜んだ。


こうして6年9ヶ月ぶりの成宮由愛ちゃん上位は幕を閉じた。

タイムラインを見れば由愛Pが手元にやってきたかわいい雪の妖精を愛でまくっている。



成宮由愛ちゃんって、いいなぁ!





ドリフを走った全由愛P、お疲れ様でした






余談








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